Slow Magic ~星が見守る愛~
隆介が私のあごに手を当てて、顔を上に向けさせた。
そして、私の目をじっと見て…
「美亜、俺は隠し事されんのが一番嫌いなんだよ。」
そう言うと、
言葉とは裏腹に、とても優しくキスをした。
「隆介…ごめんね…また、やきもち……」
私がテーブルに視線を移しながらそう言うと…
ガタン!!
激しく私を抱きしめたせいでテーブルが動いた。
抱きしめられたと思ったら、あっという間にソファまで連れて行かれた。
「あ…」
私は隆介の強引な腕に抱かれながら、ソファに倒れこんだ。
目の前には
怖い顔した隆介が私をじっと見つめてる。
野生のライオンが、鹿を見つけてじっくりと狙いを定めるように…
じっと鋭い目で私を睨む。
やだ…
隆介、怒ってる?
でも…すごい隆介かっこいい。
「美亜… お前は本当に、バカ。」
そして、体重を少し私に乗せて、私の体と隆介の体がくっついたままキスをした。
激しいキスの合間に、時々目を開けずにはいられなかった。
だって…
キスするときの顔…
すごく好きなんだ。