Slow Magic ~星が見守る愛~
ベッドに横になったまましばらく幸せに包まれていた。
きっと、こんなに早く来るなんて隆介は思ってないね。
バイトが終わるまであと3時間もあることに気付いた私は、ふとんの中にもぐりこんだ。
いつの間にか眠ってた。
何度も目が覚めてはまた眠って、浅い眠りを繰り返す。
隆介の夢ばっかりだった。
隆介が私に甘えてくる夢を見て、続きをみようともう一度目を閉じる。
次は、健太が出てきた。
なぜだか、健太が私の短大にいて、一緒に授業を受けてた。
目が覚めて時計を見ると夜の9時だった。
私ったら何時間眠ってたんだろ…
急いで、台所に行き洗い物をした。
だってさ…
やっぱりいい彼女だって思って欲しいもん。
かっこつけるわけじゃないけど、隆介には少しでも良く思われたい。
好きな人に好かれたいって思うのは当たり前だよね…
隆介が私をお嫁さんにしたいって思ってくれるように…
私は、料理も掃除もなんだって頑張るんだから。
ずっと一緒にいたいから。
お別れなんてしたくないからさ、隆介とは…