Slow Magic ~星が見守る愛~
私は、ハムスターのりゅーたんを部屋に連れて行き、手の平に乗せた。
みーたんのように腕を登りはしなかった。
りゅーたんは、おでこの毛が少し抜けていた。
「ごめんね・・・ごめんね…これからいっぱい仲良くしようね。」
涙が床に落ちた。
どうしてあんなこと言ってしまったんだろう。
どうして、傷付いた隆介の心にまた傷を付けてしまったんだろう。
もう、隆介は笑ってくれないかも知れない。
もう・・・
甘えてくれないかも知れない。
もう、私の前から消えちゃうかも知れないよ…
怖くて怖くて、体が震えた。
さっきまで、あんなに仲良くキスしてたのに…
今は、もう隆介が見えないくらい遠い存在に感じる。