Slow Magic ~星が見守る愛~
たくさんキスをして、
私と隆介は
心も体もひとつになったんだ。
「美亜…」
私の髪を撫でながら急にすごく優しい声を出す。
腕枕をしてくれる力強い腕。
横を見ると、大好きな隆介が真剣な顔で私を見つめてた。
台所からの明かりのおかげで、電気を消しても顔が見える。
「美亜・・・来てくれて、ありがと。」
隆介は、甘えた声でそう言うと、ふとんの中へ潜り込む。
私も一緒に潜り込む。
真っ暗で何も見えない。
2人の体温で、とても温かい。
「俺のこと、嫌いになるなよ。」
「なるわけないじゃん。大好き、隆介。」
ふふふって笑った隆介は、ふとんの中で私の髪をぐちゃぐちゃに乱す。
「俺のこと、信じろよ。俺、もうお前以外何もいらない。」
額に入れて、部屋の真ん中に飾っておきたいようなセリフ…
大好きな隆介に
そんな素敵なセリフをもらった私は、また涙ぐむ。
「私も、隆介だけでいい。ずっと、ずっと…一緒にいたいよ。」
隆介の胸に顔を埋めると、ほんのり香水の匂いがした。
すべすべの肌に顔を寄せる。