Slow Magic ~星が見守る愛~
りゅーたんが
そのひまわりのタネを
必死で探すように
体を動かした。
私が少し背中を押すと、りゅーたんは自力で立ち上がることができた。
母親の力って
すごいんだ。
さっきまで呼吸をすることも苦しそうだったりゅーたんが
目をしっかりと開けて、
ひまわりのタネを口へ運ぶ。
3匹は
小さなガーゼの上にちょこんと座り、じっとしていた。
人間には聞こえない声で会話しているように見えた。
ごめんね…
りゅーたん…
ごめんね…