Slow Magic ~星が見守る愛~
命に大きさなんてない。
そう感じた。
りゅーたんはハムスターで、
犬や猫よりも小さくて…
とても体は小さいけれど
その存在感は大きかった。
私の眠りを妨げるほどの激しい運動量。
部屋のあちこちにひまわりのタネを隠す。
私達家族にとって、りゅーたんの存在は大きかった。
小さな体を見ると、
いつまでも涙が止まらなかった。
とても小さいけれど…
この命はかけがえのない命。
残してくれたものも
決して小さくなんかない。
この小さな体で
いつも柵によじ登ったり、金網をかじったり…
してたんだ。
そして、
生まれてすぐに別れてしまったお母さんや兄弟を
想いながら生きていたんだね。
私の片手に乗せてもまだ余裕のある小さくて軽いりゅーたん…
りゅーたんの顔をずっと見ながら
いろんな涙が流れた。