Slow Magic ~星が見守る愛~

頭の中には

いろんな隆介が飛び回ってた。




妄想・・



私が『隆介、好きなんだ』って言うと、優しく抱きしめてくれて

『俺もだよ』…

そして優しくキス…



ありえない・・・




『仕方がねぇから、彼女にしてやるよ・・・』


そう言って隆介は私の頭、ポンって叩くんだ。



これならありそうじゃない・・・?




もしくは…


『俺のこと好きなんて、知ってるし・・・』

なんて冷たく言われたりして・・・




一番怖くて、何度も頭の中から消したのは・・・



『お前のこと女として、見れない』



そう言われること。





それが怖くて、告白できなかった。


ペットでもいい。


友達でもいい。




ただ、隆介の傍にいたいだけなんだ・・・



隆介が遠くに行ってしまうくらいなら、一生この気持ち隠してたっていいんだよ。




お父さん、どうなるの?


美亜の告白・・・


うまく行く?



お父さんが応援してくれてることはわかってる。


だって・・・



こんなにも星がたくさん出てる。



あの一番明るく光る星がお父さんだね・・・



見ててね。




美亜の人生で初めての『愛の告白』・・・



見守っててね。




どんな結果になっても、お父さんは輝いててね。


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