LAST-LIFE
目を開くと耕助の家族が全員いた。

「耕助・・・。」

父親がこっちを見て喜んでいる。
母親が泣いている。

全員が耕助の無事をよろこんだ。

『生きたか・・・。悪いことをしたな。』

そう思った勘蔵は暗い表情をした。
しかし、誰も気にはしなかった。

外は暗かった。
家族は皆、家へ帰っていった。


勘蔵は一人の病室で眠りに就いた。



< 40 / 69 >

この作品をシェア

pagetop