LAST-LIFE
勘蔵と島村は奥へ急ぐ。
牡丹の間の付近まで来ると、総鶴と四郎の後ろ姿が見えた。
しかし、数人の兵士が立ちはだかる。
島村が勘蔵の前に立つ。
「これ以上はならぬ。」
「通せッ!」
「島村殿・・・謀反はよくありません。」
「誰が謀反だ!項宥様を昨晩殺害したのは総鶴様ではないか。」
「そのような事実はない。項宥様は病で亡くなられたのだ。」
「嘘はやめろ!」
「もうよい。目障りだ。」
兵士達の向こうから声がする。
兵士達が両脇に避け、ひざまづく。
兵士の間には総鶴が現れていた。
「勘蔵殿・・・どうなさいました?」
「項宥様は・・・?」
「知る必要はありません。」
「総鶴っ!」
「それ以前に・・・番兵を殺した罪人に権利はありません。」
そう言った瞬間、ひざまづいていた兵士が立ち上がり、勘蔵と島村を捕らえた。
牡丹の間の付近まで来ると、総鶴と四郎の後ろ姿が見えた。
しかし、数人の兵士が立ちはだかる。
島村が勘蔵の前に立つ。
「これ以上はならぬ。」
「通せッ!」
「島村殿・・・謀反はよくありません。」
「誰が謀反だ!項宥様を昨晩殺害したのは総鶴様ではないか。」
「そのような事実はない。項宥様は病で亡くなられたのだ。」
「嘘はやめろ!」
「もうよい。目障りだ。」
兵士達の向こうから声がする。
兵士達が両脇に避け、ひざまづく。
兵士の間には総鶴が現れていた。
「勘蔵殿・・・どうなさいました?」
「項宥様は・・・?」
「知る必要はありません。」
「総鶴っ!」
「それ以前に・・・番兵を殺した罪人に権利はありません。」
そう言った瞬間、ひざまづいていた兵士が立ち上がり、勘蔵と島村を捕らえた。