2人暮らしッ!?
--次の朝--

ふぁ~…。

眠みぃ…。

学校だりぃな。

「みゃ---…」

猫か…。小せぇ。

通り過ぎようとした
その時。

「みゃあ~っ」

あ?


コレは明らかに
人間の声だよな。


さっきいた場所に
戻ってみた。


…あっ。

見覚えのある
後ろ姿。


綺麗な長い髪。

咲瀬捺乃。

「ミャーア」

「みゃあ~」

なんだ?アイツ。

動物と喋れんのか?

「ぶっっ」

あっ。ヤベ。

「…ほぇ?」

「…よぉ。」

捺乃はビックリ
してた。

「…おおお…」

「あ?」

…お?何なんだ。

「王子様…!!」

「……はい?」

捺乃は目を
キラキラさせてる。

「き…きの昨日はどもっ」
テンパってるし。

「あぁっ昨日はごめんね」
優しい信モード
入りますw。

「あっ。あの王子様…」

「ちょぉ待て!!」

ピタッと止まる。

「その呼び方…」

「…えっ?」

「王子様はやめない?」

さすがに
それはキツい。

「…あっ。ごめんなさい!!そうですよね!!」

「ぶっっ。」

やっぱコイツ
面白れー。


「王子様…じゃ無くて…」
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