先生、だ―い好き!
でも南の隣にいるやつに
俺の免疫は
まるで効果がなかったんだ。


顔はそれなりに可愛さと
綺麗さを持ち合わせていたが
別に一目惚れするような
感じではないし
体型は、標準かそれより
少しぷっくりとしていた。


でも俺はそいつに
確実にひかれていたんだ。


それからというもの
学校に行くのが
今まで以上に楽しみに
なっている自分がいて
正直驚いた。


「先生おはよう」
「先生何してるの?」


先生、先生って
無邪気に話しかけてくる
あいつがたまらなく
愛しい…


でも…俺は教師で
あいつは生徒なんだ。
俺はどうかしてる。
距離を置こう。
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