先生、だ―い好き!
それから俺は
あいつを避けてきた。

でもあいつは南の親友だから
完全に避けることはできなくて
そして、
完全に忘れることが
できないでいた。


でもなんとか忘れたくて
久々に大学時代の
仲間内の同窓会に出た。
そこには前の彼女もいて
ちょっとでも
昔を思い出して
ドキドキする自分がいたら
よりを戻したいと
言うつもりだった。


そんな作戦も
俺には逆効果だったんだ。
久しぶりに会った彼女は
確かに綺麗になって
色気も増していたように思う。

でも目があっても
帰りに2人きりになって
抱き締められ
キスをされても…
何も感じなかったんだ。


これがあいつだったら…なんて
最低な事まで考えてたんだ。
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