先生、だ―い好き!
家まで連れてって
取りあえずベッドに寝かせた。
でも…
「制服…
しわになっちゃうよな…」


今考えるとバカだけど、
目をつぶって着替えさせた。
もう俺を笑ってくれと
言いたくなる程バカだ、重傷だ。


そして唸る安藤に
無理矢理薬を飲ませて
なんとか眠るまで看病した。


こんなに安藤を見るのは
久しぶりだった。
そしてやっぱり
恋だと思った。

いや、むしろ
愛だと思った。

そして、俺は安藤の唇に
そっとキスをしたんだ。
「風邪うつったら
看病しろよな」なんてな
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