先生、だ―い好き!
そして気付いたら朝だった。
懐かしい匂い…


起きたら安藤が
ご飯を作ってるようだった。
しかも嬉しそうに。
可愛くて抱き締めたい
って思う気持ちを我慢して
安藤が作ったご飯を食べた。


……美味い。
あったかい味がした。
正直意外だった。


その後安藤は家庭環境を
話し始めた。
きっと辛くて寂しい思い
してきたはずなのに
笑顔で話すあいつを見て
強いなって思った。

それと同時に
同情されたくないがための
強さなのかなと思ったんだ。


あいつが帰った後
また寝ようと
横になったら
あいつの匂いとぬくもりが
まだベッドに残っていて
体が熱くなった




俺はあいつが好きだ。
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