先生、だ―い好き!
家に帰ってジャージを洗濯して
制服に着替えて
お昼前くらいに登校した。

先生が教官室に
入っていくのが見えて
教室に行く前に
私は教官室に向った。


トントン―

「先生、これありがとう」
「おい安藤、
こんな時間に登校ですか」
「ジャージ洗ってたら
こんな時間に、あはは☆
…てゆうか先生、
昨日今日と
普通に話してくれるね
嫌われてると思ってたから
良かったぁ―♪」
「…」

先生はただじっと
私を見てるだけ…

自分の顔にスキ
って書いてある気がして、
心が読まれちゃいそうで
話を変えた。


「そういえば
熱でうなされながら
自分でジャージに
着替えるなんて
さすが私だよねっ」

なんて明るく誤魔化した。
でも、先生が顔赤くしながら
「ちゃんと目は瞑ってたから!」

なんて言うもんだから
私まで顔赤くなっちゃう…


「お前、昨日の事
まじで覚えてないの?」
すごい真剣な顔、なんだろ…

「本当に覚えてないよ」
「じゃぁこれも…?」

そう言いながら
先生は私にキスをした。
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