愛のしるし~LOVE♥EVER~
-ドンッ

私は竣を突き放した。


「詩乃?」

「ゴメンナサイ、竣。私もう寝るわ!」

「おぅ。」

「おやすみなさい!!」

「おやすみ。」


-バタンッ

私は寝室に駆け込んだ。


「詩乃!」

「…?」

「部屋、入れて。」

「え?」


だって、おやすみって…。


「…寝室1部屋しか無い…。」

「え?」


寝室が…1部屋しか…無い!?

私はドアを開けて竣を部屋に入れた。


「さすが『7073』…。」

「そこ、納得するところじゃ無いと思うわよ…?」

「やっぱし?」


…しょうがないわよ…ね。


「もう寝ましょ!」


幸いベッドは2つあるもの。
大丈夫よ。

-ゴロゴロゴロ…

ビクリと体が反応する。


「やっぱ怖ぇんじゃん。」

「うるさいわよ! 寝れないじゃない。」


私流の自己防衛。
それは、こうして強がること。

こうしてでないと、自分を守れない。
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