愛のしるし~LOVE♥EVER~
「あっ…朱音!?」

「私だって皆と同じがよかった…。
なのに雅樹の奴、朱音は特別だからッ♪ とか言ってやんの。」

「愛されてる証拠じゃない、ね?」

「…あんま嬉しくない。//」


本当は嬉しいのに、朱音ったら。
相変わらず、恥ずかしがり屋ね。


「って、詩乃、マジでエロい格好だけど、それ、何モチーフ?」


それぞれ皆の格好にはモチーフがあって、基本はチャイナガール。


「さぁ…。 朱音は?」

「私はなんか…どっかの貴族がモチーフらしいけど…。」

「なんだか分かるかもしれないわ…。」


でもとにかく似合っていて、可愛い!


「皆ー、着替え終わったかぁ~!?」


と雅樹が尋ねる。


「終わった!」


クラスの誰かが叫ぶ。


「じゃぁ見ちゃおっかな~♪」

「変態!」

「え゛ぇー!!」


朱音は扉の所へ歩いて行くと、叫んだ。


「雅樹。」

「おっ、朱音☆」

「ねぇ、私の衣装は貴族がモチーフなんでしょ?」

「おぅ!」

「詩乃のは? なんか異常に露出度高くてエロいんだけど。」

「…言っていいの?」

「っつか言え。」


なんなのかしら?


「…遊女。」


シーン……―――。
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