愛のしるし~LOVE♥EVER~
*竣 side*


「竣~? どーした、外ばっか見て。」

「別に。」


今は小林の部屋で雅樹と3人で語ってる。
小林と雅樹は同じ部屋だ。


-ゴロゴロゴロ…


「うわ~、雷! すごーい♪」

「おい、朱音。」

「何? 雅樹。」

「普通女子って【キャー! 雷怖いぃ!!】とかって言うもんじゃねーの?」

「え? なんで? 全然怖くないし。むしろおもろい~♪」

「かわいくねぇな…。」

「どーせかわいく無いし!!」


マジでコイツは女なのか?
詩乃なんか雷苦手で…って…。


「なぁ、ここに詩乃呼んでもいいか?」

「え? 詩乃?」

「なんで???」

「いや…アイツ、雷苦手なんだよ…。」

「マジ!? えっ、じゃぁ詩乃…。」

「…完璧女の子だわ~、詩乃は!! 私と大違い~!」

「じゃ、俺呼んで来るか?」


雅樹…チャラ男の割にはいい奴じゃん。


「呼ばなくてよくね? 雅樹。」

「は?」

「雅樹が詩乃の部屋に行けばそれでいいじゃん!」

「何言ってんだよ、小林。」

「だって雅樹、詩乃のこと好きじゃん。絶好のチャンスじゃん?」

「確かに…。」

「確かにじゃねぇよ、バカ雅樹。」

「私ももっと竣と話したいし!!」


なんなんだよ、コイツ…。


「んじゃ、俺行って来るわ。」

「おう! いってら~☆もう帰ってくんな~。」

「うっせ、朱音のバカ野郎!」
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