愛のしるし~LOVE♥EVER~
鍵探し
「おら、探しに行くぞ。」
「あらぁ~…板垣クン、ノリノリなのねぇ…。」
「俺は早く帰って寝たいだけだ。」
自己中なだけなのね…。
「手掛かりは…部屋の番号だけね。」
さっき引いたくじ…。あれは部屋番号で、私たちの部屋番号は『7073』だった。
他の部屋は『307』とか『319』とかなのに…私たちだけ『7073』…。
このクラスは3組だから、「3」から始るのは普通なのよ。
で、板垣クンも合わせて男女20人ずつ、計40人。
部屋は『320』までのはず…。
これっておかしいわ!
「北条!!」
え…?
-ガッ
「危ねぇ…。」
私はボーッと歩いていたようで、階段から落ちかけていた。
「ありがとう…。」
間一髪のところで、板垣クンが助けてくれた。
「ったく…しっかり歩けよ…。」
「ええ…。」
「どこにあんだよ…。」
「ん~…。」
紙を裏返して見た。
「ん!?」
なんか書いてある…!!
「なんだ? なんかあったのか?」