なみだ
――――――――――――――――――翌日。
「花音、おっはよー!」
ほらね、やっぱり。
こうやって、普通に接してくるでしょ?
やんなっちゃうよ………
「あ、みなみ……おはよ」
あたしの機嫌が良くない事くらい、見ればわかるでしょ?
それを察して、気遣ってそっとしておくってこと、考えないわけ?
「ねえ、花音」
「え……なに?」
「今週の土曜日、駅前で祭りあるじゃん?それに、うちら2とお互いの彼氏で行かない?」
「えっ…行く行く!絶対行く!」
「じゃあ、決まりね!土曜日の夕方6時、3人で花音の家まで迎えに行くね!」
「うん!待ってる」
この約束で、あたしのテンションは急上昇。
それにしても、あたし、やっぱ…みなみのこと好きだ。