ま た な
♪愛してるの響きだけで
強くなれる気がしたよ
ささやかな喜びを潰れるほど抱き締めて…


これはテニス部のレギュラーと真由美で揃えた着信音…
俺はウインドウを見る。


-千石-


「千石…?」


俺は電話に出た


「もしもし?」
「あ、南!!家についた?」
「まだだけど…?」
「よかった電話してみて」
「へ?どーしてだよ?」
「また泣き崩れて歩けなくなってるんじゃないかと思って」


千石の言葉は正直に嬉しかった。
真由美のこと話してみるかな…
そう考えた…


「南…回れ右!」
「は?」
「はやくしろ!!」
「おぉ…」


電話の向こうから聞こえる千石の声に誘導され
回れ右をした
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