ま た な
真由美は俺達テニス部のマネージャー…
俺と真由美の家は事故現場からちょうど真逆になる
別れた直後の出来事だった。


「南さん…」
「室町…」
「あぁ…涙が止まらなくてさ」
「はい…俺も我慢出来なそうです…」


こいつの名前は室町。
テニス部の後輩で真由美の幼馴染みだった。


「南!!」


いまのは東野…
俺のダブルスの相方で
真由美と3人でよくつるんでた。



「東野ぉ…俺…どーしたらいい?」
「…」
「オメェは真由美の変わりに強く生きれば良いんだよ」
「相川…!!」

相川仁…
女を寄せ付けないコイツだけど
真由美には心を許した。
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