ま た な
「み、南…」
「真由美さ…もうすぐ誕生日だったじゃん…俺と同じ日…」
「はい…」


7月の終わり…
俺達の15度目の誕生日…
俺は買った指輪の箱を取り出して言った


「指輪…買ったんだせ?ペアリング…」
「南さん!!真由美にあげましょう?」
「もう真由美はいない…」


室町の案に俺は首を降る


「まだ体はそこにいんだろ…指にはめてやれ」
「真由美の指に…」


相川は俺の手首を掴んで言った


「南…」
「俺…行くよ…」


俺は涙を吹いて立ち上がった
そして真由美が眠っているところまで行く。
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