ま た な
「健一くん…」
「大丈夫かい?」


俺は真由美の両親に頭を下げた。
真由美のお父さんは目が真っ赤で顔色が悪かった。


「はい。あの…これ真由美に付けてやって良いですか?」
「ああ…勿論だよ」




「真由美ぃ?15歳になれなかったな。一緒にパーティー出来なかったなぁ…少し早いけどプレゼントだ…」


真由美に話しかけながら左の薬指に指輪をはめた


「サイズ…ぴったりだな良かった…」


真由美の指をじっくり見つめる


「真由美、良かったね…健一くんに有り難うって言わなきゃね」
「健一くん、有り難う…」
「いえ…また明日も明後日も毎日来て良いですか?」
「勿論だよ」


俺は真由美の両親に挨拶をして
部員のみんなと別れて家路についた
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