王子様とプリンセス☆★
「と…とりあえず…クラスには戻れねぇな。」
あ………
(つーかはぐらかされた)
「あんな事しちゃったしね…戻りずらいかも…。」
つーかもう授業始まってるし……
「ああ、それから……」
健人はあたしの目元に優しく触れた。
「この顔じゃあもどれないな。」
泣きまくったあたしの目は、赤く腫れあがっていた。
「……とりあえず、オレんち来いよ。」
「え…ええええ!?」
た…健人の家行くの!? ヤバくない…?
「よし、行くか。」
「ちょ………」
あたしは有無言わさず健人に引っ張られた。