王子様とプリンセス☆★













「ごめんな…、何でもないから………。」






オレは愛の肩に顔を渦くめて呟いた。







「………嘘でしょ?」







愛は体を離して、オレの目をジッと見つめた。







愛の綺麗な瞳は、オレを捕らえて離さない。







「………ホントに何でもねぇって……」






愛に心配をかけたくなくて、嘘をついた。







でも愛はそれをすぐに見破った。









「……じゃあ何でそんな顔してんの?」









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