王子様とプリンセス☆★
「……ねぇ優!誰の事が好きなの?」
好奇心旺盛な愛は、昼飯を食べてる最中も、
食べ終わった今も優輔にしつこくしていた。
そんな愛に優輔は『お前に言っても意味ないし。』とか、
『愛は知らないほうがいい。』とか言ってはぐらかしていた
そんな優輔がヒントをくれたのは、もう6時を回って、愛がトイレに行ってた頃だった。
「え?その女、彼氏居んの?」
「おう、多分報われない恋だな。」
ニコニコしながら話す優輔。
どうやら、優輔の好きな人には彼氏が居るらしい。
「その二人の邪魔しちゃえば?」
オレはそんな事しないけど、優輔ならしそうな気がしてた。
でも優輔は、「それは駄目だ」と言った。