王子様とプリンセス☆★
中身は何となく予想がつく。
……あたしにくれるのかな……?
そんな期待が頭をよぎるけど。
やっぱり何故か不安になる。
健人はこんな事するタイプじゃないし、
そもそも、あたしにプレゼントくれた事なんてない。
「………どうかした?」
突然上から聞こえた低い声。
「っわぁ?!!ビックリしたぁ~!」
い…いつの間に入って来てたの?
上から見つめてくる健人は、
シャワーを浴びたのか髪の毛が濡れていて、とってもかっこよかった。
「………お前」
「え?」
呟くように喋る健人は、どこか赤くなってるように見えた。