王子様とプリンセス☆★
怒鳴ったのは、おじいちゃんだった。
「娘がどれだけお前の事を愛していたのか分からないのか!!!」
目を充血させながら、ものすごい剣幕で叫んでいる
「娘はな……!お前さえいなければ生きられたんだ!!……………何で……!!何でお前なんかに…!!!」
顔を真っ赤にして、今にも襲い掛かってきそうな勢いでおじいちゃんは続ける。
「……お前は、普通ならここにいない。」
「え…?」
静かに呟くおじいちゃん。
……え、僕って死ぬハズだったの?
お母さんは生きるハズだったの?