王子様とプリンセス☆★









海斗君は話を続ける。






「入学式の時、一目惚れして………それからずっと見てきてた」







……そんなに前からあたしの事好きだったんだ……







「そんで、浜崎にフラれた時、俺少しだけ泣いたんだ……





そしたら、千春(ちーちゃんの名前)が来て……俺の事見て笑って。」







そこで、何故か海斗君はポッと赤くなった。







「最初は『あ、浜崎と一緒にいる人だ』って思ったんだけど……千春が笑った時、胸があり得ないくらいドキドキしちゃって………////」







そう言って、ちーちゃんとアイコンタクトをとり、ニカッと笑う海斗君。







そして、ちーちゃんもつられてニカッと笑った。







「………俺、浜崎の事を見ている内に……、いつの間にか隣で笑う千春の事……す、す、好きになってたみたいで////





だから……千春が俺に笑いかけたとき、なんだか分かんないけど……嬉しくて仕方がなかったんだ…俺、あの時無意識に笑ってたよ……!」










「……海斗…!」







ちーちゃんは、また海斗君にギューッと抱き付いた。







……ちーちゃん、凄く嬉しそう







幸せだなぁ~♪











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