王子様とプリンセス☆★
「うわっ!何すんだよ!」
優のちょっと赤っぽく茶色の髪の毛は、いつもサラサラしていて、凄く綺麗。
「おかえし」
そう言ってあたしはニカッて笑った。
「んで?どんな悩み?」
髪を整えながら聞いてきた優の髪の毛を触りながら、「分かんない。」と答えた。
「何がわかんねぇの?、つーか何で俺の髪の毛触ってんの?」
「………何か分かんないんだよね~、自分の気持ちが。」
「自分の気持ちは自分じゃ分かんないもんだろ。んで、何で俺の髪の毛触ってんの?」