王子様とプリンセス☆★
「はあぁ~。」
「ねぇ、何で俺の髪の毛触ってんの?」
「綺麗」
あたしはそう呟いた。
しばらく触ってると、しだいにパッションっぽい明るい匂いがしてきた。
「あといい匂い。」
「俺匂いする?」
「する」
「何の匂い?」
「パッションっぽい匂い」
「まじで?」
「まじで」
………そう言えば海斗君もいい匂いだったよなぁ。シトラスっぽくて。
………………………
「ねぇ優。」
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