王子様とプリンセス☆★
「………何?」
あたしが不思議そうに見つめてたら。 視線に気付かれた。
「………別に。」
「………おまえも飲みたいの?」
「………え?」
「コーヒー。」
「え、あ、その………」
別にコーヒーが欲しい訳じゃないんだけどな・・・
「ん」
「………え?」
「飲みたいんだろ?やるよ。」
そう言って飲みかけのパックのコーヒーをあたしに渡してきた。
「あ………ありがと。」
………まあいっか。ちょうど喉乾いてたし。
あたしはコクッとコーヒーを飲んだ。