王子様とプリンセス☆★
「健人とのキスがイヤな訳じゃないの………。」
健人への気持ちが膨らんでって。
でもその膨らんでく気持ちが何なのか分からなくて。
「海斗君………」
「え?」
「海斗君に告白されたの、あたし。」
「………………………」
「でも、あたし、どうすればいいのか分かんなくて………」
「うん………」
「気がついたら、健人への気持ちが膨らんでって……………」
「うん………」
「でも、その膨らんでく気持ちが何なのか分からなくて………」
「うん………」
「健人にキスされた時、ホントは嬉しかった………」
「………うん」
「あたしなんかにキスしてくれて、
ホントは凄く嬉しかった……………!!」
「もういい……………!!」
健人はあたしをさらにギュッと抱き締めてくれた。