Last Wing




鎮まり始めた心にまた波ができる



書きなぐるように貴方へ言葉を送り続ける。



《汚いよ!》

「汚くなんかねぇ。」

《なんで!そんな事が言えるの》


再び溢れだした涙は点々とトークノートに跡を残す。

「美音、美音は自分のこと好きか?」

《嫌い。大嫌い。》


泣いてしまうなら書かなければいいのに。


《あたしなんか…大嫌い》


言葉を貴方に伝えるのをやめはできない。




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