りある


そう


槇村先輩だけは
優しかった



まあ喋りかける
ことなんて
できなかったし

最初はただの
憧れだったんだ



。:.。:.。:.。.:★:.。.:。.:。.:。



『姫子ぉぉぉっ!!』

あたしに幸せそうに
話しかけてきたのは
同じクラスで
同じパートの晴

元気よくて
可愛い女の子である
かっこいい人には
目がない



『え"っ何!?』


あたしは
いつになく機嫌が悪い


『そんな怖い顔しないでよ~
槇村先輩と喋っちゃった★』


そんなことかよ...


『そっかあよかったね!!』

嫌味たっぷりの笑顔で一言


『もーうっ!姫子は
かっこいいと思わないの?』


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