続きはご想像におまかせします


そんな島村花と再会(?)してから三十分、
僕は怒りを必死に抑えながら二人きりの女子トイレを過ごした。

はっきり言って、あいつの話なんか何も聞いてない。

証拠に、今の僕の居場所は我が家で、
なんで今自分がここにいるかなんてわからないし、覚えていない。

不良達を殴るというあの異常行動についても、
今は考えたくもない。

「黒沢愛里……。」

もう少し彼女といたかった。

怖くもない、幽霊の君とね。


明日会えることだけを願って……
僕は浅い眠り(昼寝)に就いてしまった。
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