続きはご想像におまかせします


「楽しい?

そういうことやめなよ!」

言えた。

何のためらいもなく。


でも、僕の勇気はむなしくも爆笑で終わりにされた。

三人組にはいろいろ言われたけど、
後悔なんかしちゃいない。

なんでかよくわかんないけど、
気持ちよかったからさ。


と、島村花が急に走り出した。

「おい! 吉澤!」

少し離れたところから、
島村花の怒鳴り声が響いてきた。

気になってそちらに目をやると、
彼女が僕をチラチラ見ながら、三組の誰かに怒ってる。

何を言っているのかは全くわからないが。


しばらくして、島村花は僕のところに戻ってきた。

「よろしく。」

なぜか、その一言。


わかんないけど、姉ちゃんが『学校行け』って言ったのは、
島村花が変わったからじゃないかな……って、
今、少しだけ思う。
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