続きはご想像におまかせします
今日は愛里が家の前で待ってるんだった!

これはヤバイ。

最悪の展開だ。

島村花とは普通の関係だけど、
愛里のことだ。

何をどう被害妄想するかわからない。


今、引き返してもらおうか?

でも、島村花はこんなに楽しそうな顔を……ダメだ!

断れない!

じゃぁどうすれば……。


最悪だ。

もう家に着いてしまった。

愛里は……いる!

ヤバイ! 目が合った!

「悟!」

愛里は僕に声を掛けてきた。


わかってる。

でもここはシカトするしかない。

「どうぞ。」

僕は島村花を家に入れた。

「ちょっと中で待っててもらっていいかな?」

「なんで?」

「サプライズがあるから。」

「えっ? きゃぁ! 楽しみ。」

島村花はなんとか騙されてくれた。

「ドア閉めて玄関に座ってて。」

「うん!」

……セーフ……。
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