続きはご想像におまかせします
「あのさぁ、『ストーカー』っていうけど、
そんなリアルなことしてないよ?」

ママに反撃開始。

「相手が迷惑なら『ストーカー』。

世の中にはねぇ、法律ってもんがあるんだよ。

ストーカーは犯罪だっつの。

は・ん・ざ・い!」

ママも負けずに攻撃してくる。

「はぁ? 迷惑なんかかけてないからね!

個人の範囲だっつの!

何も知らないくせに決めつけんじゃねぇよ!

だいたいねぇ、『テスト二ケタいけ』って……
いったっつの!

余裕で全教科十点台だわ!」

「なめてんのか、おまえは!

十点台なんか自慢になるわけねぇだろが!」

「あぁん?」

「ざけんなよ、このクソガキが。」

「黙れクソババー。」

なんか小学生の喧嘩みたいになってきた……。

無意味な争いもいいとこだね。

そろそろあたしが退かなきゃ大変なことになる。

「あぁぁ! もぉ!

無意味な争いやめない?

あたしはテスト二ケタいってるし、
本格的なストーカーなんかしてない。

それだけの話でしょ?

終わり終わり!」

あたしはそう言って、
ママの返事も待たずに自分の部屋に入った。
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