続きはご想像におまかせします


『信じてんのか?』……
藤野の言ってたことが、あたしの頭を支配し始めた。


『出身地、宇宙』って……嘘に決まってるよね?

『一パーセントでも可能性があるなら“ありえること”』……。

それを言うための具体例だよね?


あたしはギュッと目をつぶった。

「でも、信じなくちゃ。

今のあたしは、藤野が全てなんだから。」
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