続きはご想像におまかせします
「まさか家まで来るとはな。
まぁ、いいけどさ。
いいよ、そこ座って。」
「ありがと。」
あたしは言われたとおり、
部屋の隅に座った。
案外散らかっている。
でも、藤野らしい部屋。
「さっきさ、絵里が来たんだ。」
珍しく俯いて話す藤野。
あたしはゆっくり頷いた。
「知ってる。
フラれたんでしょ?」
「……そういうこと普通に言うか?
ってか、なんで知ってんだよ?」
「傍聴してました!」
「……バカかよ?
ま、いいや。聞かれてまずいことじゃねぇし。」
本当に藤野はテンションが低い。
「『何でも願いが叶う』……
この力を使っていたずらしちまうのは本能なのにさ、
否定されたよ。
そうか。
人間っていたずらされるの嫌いなんだな。」
「本当だったんだね。
『宇宙人』って。
まだ信じらんないよ。
……そうだ!
証拠代わりにあたしの願い叶えてよ!」
「本気か。
いいよ。
何?」
藤野の声が少し明るくなった。
まぁ、いいけどさ。
いいよ、そこ座って。」
「ありがと。」
あたしは言われたとおり、
部屋の隅に座った。
案外散らかっている。
でも、藤野らしい部屋。
「さっきさ、絵里が来たんだ。」
珍しく俯いて話す藤野。
あたしはゆっくり頷いた。
「知ってる。
フラれたんでしょ?」
「……そういうこと普通に言うか?
ってか、なんで知ってんだよ?」
「傍聴してました!」
「……バカかよ?
ま、いいや。聞かれてまずいことじゃねぇし。」
本当に藤野はテンションが低い。
「『何でも願いが叶う』……
この力を使っていたずらしちまうのは本能なのにさ、
否定されたよ。
そうか。
人間っていたずらされるの嫌いなんだな。」
「本当だったんだね。
『宇宙人』って。
まだ信じらんないよ。
……そうだ!
証拠代わりにあたしの願い叶えてよ!」
「本気か。
いいよ。
何?」
藤野の声が少し明るくなった。