続きはご想像におまかせします
すると……。


息が止まるかと思った。

タムヒヘカセマガルの家がものすごい音を立てて爆発したのだ。

「あっはっはっはっはっ!」

煙がモクモクとあがる家をバックに、
テリーが大爆笑を始めた。

「どういうことだよ?」

俺は息だけの声で問い掛けた。

「安心しろよ。

タムヒヘカセマガルは死んでねぇから!

ライフプラネット人は死なないからな!」

テリーの笑いは止まらない。


俺と安藤は顔を見合わせた。

「少し考えればわかったんじゃねぇの?

俺の話が嘘だったってことぐらい。」

「は?」

「よく考えてみろよ。

未来にいたずらするなんて無理だし、
ライフプラネット人が自分の命捨ててまでいたずらするわけねぇじゃん!

おまえさぁ、本当、バカだよな!

四年もまじめに人間やってたら感覚にぶってきたか?」

「何言って……」

「ウィッシュバトル、
今日から始まるから!」

……。


俺の中の何かがくずれた。





♂続きはご想像におまかせします♂
< 232 / 236 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop