続きはご想像におまかせします
「太田!

あたし、あんたが好き!

付き合ってください!」

言った瞬間、体が浮かびそうになった。

「……」

太田はあんぐり口を開けたまま動かなくなった。

「太田……」

あたしは彼の顔を覗き込んだ。


答えが欲しい……。

「あ、いや、その……」

太田は視線をあちこちに飛ばした。


何とか言って……。

「なんて言ったらいいのかな……?

なんていうか……あの……」

「イェスかノーでいいの!

別に『ノー』でも気にしないから。」

しばらく沈黙が続いた。


時計の秒針と太田の息遣いだけが聞こえる。
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