続きはご想像におまかせします
……。

「バカだろ。」

俺は無意識につぶやいた。


別にそんなこと思ってねぇし、
好きとか嫌いとかねぇし。

自覚してるから言えることだけど、
俺、部活と勉強以外はテキトーな人間だから、
本当、そんな深いこと考えてない。

確かに、明美といるといろいろめんどくさいことあったけど、
『別れる』とかまでは実際に頭回んなかったし。


返信してもしなくても面倒なことになりそうだ。

「シラネ。」

俺はまたソファーに横になった。


んなことより、カズゥ……。

今の俺にはそれが一番大事なんだ。
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