続きはご想像におまかせします
「おまえか!

カズゥに変なことしてきたのは!」

俺は明美の胸倉を掴んだ。


明美は必死に抵抗した。

「放してよ、龍一!

何『変なこと』ってっ?

ウチ、龍一の後をチャリで追ってきただけだよ!

ホント、放して!」

「……。」

俺は手を放した。

明美は咳込んだ。

「わりぃ……。」

俺は息があがっていた。


何をしているんだ、
俺……。

「なかなか返信こないから不安になって……
家まで行ったら……すごい勢いで走ってく龍一が見えて……。

……きゃ!」

明美が突然甲高い悲鳴をあげた。
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