続きはご想像におまかせします
気付くと、
俺の居場所はさっきとは違っていた。
「……っ?」
俺は起き上がった。
「家……?」
どうやら、自分の部屋のベッドに寝ているようだ。
やっぱ、さっきのは夢か?
リアルだったな。
ボーッとしてる頭をブルブル振ってみた。
「って!」
頬の辺りがズキンとなった。
やっぱり夢じゃない!
俺は部屋を飛び出した。
そして階段をダンダン駆け降りた。
「龍一? あ、目覚めた?」
リビングにいたのは、
いつもどおりの妹だった。
頭がこんがらがる。
「お母さんもお父さんも仕事で帰って来れないって。
こんな緊急事態に何やってんだろぉね。
あたし達のこと何だと思ってるんだろ。」