ごめんね。でも嬉しかったよ
そう言った彼の背中は広く、大きかった。

彼は気が済んだのか、元居た場所に戻っていった。

そして、お礼を言って無いことに気付き

彼の場所へ行った。

『あの…』

『あん?あぁ、お前か。』

『ありがとう』

『別に。俺がいらついただけだ。気にすんなよ』

『う、うん』

『ほら、お前四番目だろ?もうそろそろ来るぞ』

『うん!…ビリになったらごめんね』
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