図書室のラブレター



本当はこんなこと
言うつもりじゃ無かったの。



告白なんて
そんな勇気のいる事できない。



私は平凡な人間だ。



ううん、それ以下だね。




花井君が告白することも
ショックだった。


私を見てくれない。



いつも彼の気持ちは
やっぱり窓の向こう側の人が
連れさって行くんだ。



でも私の気持ちを伝えて
振られるのが怖かった。




それから
ギクシャクするのも嫌い。



でも友達にも戻れない。



最悪、友達として
最後までいたかったのに…。



もう、やり直せないよぅ…。




いつまでもこの図書室で
2人で過ごす関係が
続けばいいと思った。




私って自分が思ってる以上に
身勝手な生き物だ。


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