図書室のラブレター



でもアイツは平然と…


「今日は遅かったね」とか


「またケガしてるよ!?
あんなに怒ったでしょ!?」とか。



いつもと全く変わらない。



何を考えて、何を思って、
傍にいてるのか、いないのか。



分からない。



まぁ、女なんてもともと
よく分からねぇけどな。




「マジで情けねぇよ…」





***





2人の心はすれ違い。


やっとくっついた心も
少しずつ離れていく。



あんなにも
必死の思いで実った恋心。



何度も何度も
泣いた日もあったよね。




大切にしているつもりなのに。


離れてしまうのは…



絶対に私のせい。


< 119 / 293 >

この作品をシェア

pagetop